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スタッフブログ

こんにちは。浜松市の工務店、ほっと住まいるの栗田です。

家づくりに携わっていると、施主支給品なるものの語を耳にすることがあります。
施主支給品とは読んで字の如く、お施主様自らが購入し『これ付けといて』って言って現場に支給した品のことです。

コストダウンを目的に、たとえばフローリングやユニットバス、システムキッチンなどの持ち込みをする方もいるようですが、弊社ではそういった取替えが出来ないようなものではなく、オシャレ目的で小物の類いの持ち込みをするお施主様が多いですね。


ペンダント照明





施主支給品で最も多いのがペンダント照明です。
キッチン手元灯、ダイニング、玄関などで使用するものが主に持ち込まれています。
電気配線計画でペンダント照明を取付けることが決まっていれば、概ねの器具は取付可能なので、そういう意味では持ち込みのし易いアイテムと言えそうです。


タオル掛け





取付が決まっている・・・という意味では、タオル掛けの持ち込み率も比較的高めです。
取付箇所としては洗面化粧台、トイレ、手洗いカウンター、キッチンとなりますが、これらはそもそも持ち込みを行わない場合、LIXILなどの純正品のタオル掛けが付属します。
その純正品の味気ない感じに満足できないときに写真のような可愛らしいものが持ち込まれることがあります。


ペーパーホルダー



設備メーカーのペーパーホルダーは白をベースとした樹脂製のものが多く、空間の中で邪魔することはないものの、オシャレかと問われればそうとは言い切れない部分もあります。
トイレもナチュラルな雰囲気を追求したい方は写真のようなアイアンと天然木を組み合わせたペーパーホルダーを持ち込んだりしています。




同じ水廻りということに関して言うと、手洗いカウンター用の鏡を持ち込む方もいらっしゃいます。
ちなみに、左の写真の鏡は取付金具が付属していなかったのでホームセンターで買った金物を組み合わせて固定しており、右の写真の鏡は付属していたピンに紐を引っ掛ける形で吊り下げられています。
このように鏡は商品によって取付方法が異なる場合があるので、下地の打ち合わせは必須となります。


姿見



鏡と言えば、玄関の壁に取付ける姿見の持ち込みもちょくちょくありますね。
お出掛け前に、靴も含めた全身コーディネートの確認用です。
姿見はただ置いておくだけのものも商品として存在しますが、玄関ではそれは邪魔になりそうなので、出来れば壁付にしたいという方が多いです。
こちらも手洗いカウンターの鏡同様、下地の打ち合わせが必須です。


鍵掛け





玄関に多いのが鍵掛けです。
これらはニッチをこちらで造作し、背面の鍵掛け雑貨やフックをお施主様に用意してもらいました。
こういうちょっとしたものは雑貨屋さんで売っていますし、最近ではホームセンターでもオシャレなものが置いてあったりもします。


棚受け





アイアン製品という点からいえば、棚受けも持ち込み率が高いもののひとつです。
上2枚の写真のカウンターは壁に埋め込んであるので、棚受けが無くてもそれはそれで何ら問題はないのですが、補強とオシャレの意味を込めて棚受けを取付けています。
また、下2枚の写真の棚受けは塗り壁施工後に取付けたものです。
後付けにはなりますが、元々取付けの予定はあったので予め下地を入れておき、どこにでも付けられる状態にはしておきました。


壁掛け時計



あと、お引渡し直前の話にはなりますが、壁掛け時計を持ち込まれる方もいらっしゃいます。
こちらは特別に下地を入れず、柱や間柱を狙って取付けることがほとんどです。


・・・いかがでしょうか。
家に組み込むことの出来るアイテムっていうのは結構な数があるもんですよね。


参加型の家づくり

ところで話は変わりますが、家づくりってどの段階が一番楽しいと思いますか?
これに対し、実際に家を建てた方の多くは、間取りの打ち合わせをしていたときと答えます。
間取りの打ち合わせは、自分たちの理想とする家がどんなものかを考え、それを如何にカタチにするかを追求している時間なので、それが楽しいことに間違いは無いと思います。

間取りの打ち合わせは、それはそれでもちろん楽しんでもらいたいのですが、せっかくの家づくりですから、楽しい時間をそこで終わらせてしまうのはもったいないと思うのです。
間取りや仕様が決まって工事が始まると、基本的にあとはただ完成を座して待つだけの時間が過ぎていきます。

その時間を使って、現場を見ながら『あそこに取付ける予定のヤツ、こんなのどうかな!?』と思案してみるのも良いし、たまたま立ち寄った雑貨屋さんで見つけたアイテムに『今度の新しい家にこんなもの使えないかな!?』と考えを巡らせるのも良いと思います。

そうやって過ごす時間、探すという行為そのもの・・・そうしたものが後に家づくりに参加した実感となるのです。

また、施主支給品というのは、提示されたカタログの中から範囲を指定されて選んだものではなく、自らこれはオシャレだと考え、自らの力で見つけ出してくるものなので、そう考えると、お家も自己プロデュースを加えたものということになりますね。
そうして建てたお家には、やはり愛着もより一層湧いてくると思いますよ。

この記事の作成者

工務アシスタント 栗田 和

宅地建物取引士
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