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こんにちは。浜松市の工務店、ほっと住まいるの栗田です。

弊社でおススメしている自然素材のひとつにシラス壁があります。

南九州の火山灰シラスを利用した自然素材100%のこの塗り壁は調湿効果が高く、お部屋の湿度が概ね50%になるようにジメジメしているときには湿気を吸収し、部屋が乾燥してくるとそれを吐き出し、快適な空気環境をもたらしてくれます。
また、消臭効果も優秀で、焼き肉の臭いやペットの臭いなんかを分解してくれる機能も備わっています。

そんな機能面が注目されがちなシラス壁ですが、意匠性も高く、左官職人さんによる手塗りの壁はなんとも味わい深いものがあります。


仕上がりは4パターン



シラス壁の仕上げパターンは『コテの目仕上げ』、『引きずり仕上げ』、『スチロゴテ仕上げ』、『アラバケ仕上げ』の4種類となっています。

この4種類の仕上げパターン・・・どんな場面で使われることが多いのか、実例写真を見ながらご紹介させていただきますね。


ベース塗りとして使用される仕上げ





ベース塗りとして用いられる仕上げは『コテの目仕上げ』が圧倒的に多く、これは左官職人さんがコテでランダムに不規則に塗っていく仕上げ方法です。
『アラバケ仕上げ』はコテで塗った後、更にそこへ刷毛で横引きの模様を付けていきます。
(どちらの仕上げも遠目からでは判別しにくいので、ニッチとステンドグラスの近影写真を添付しました。造作周辺の塗り壁の模様でご確認ください。)

『コテの目仕上げ』はシーンを選ばずオールマイティーに使用され、『アラバケ仕上げ』は和室とか和モダンスタイルのLDKで使用されることが多いようです。


アクセント塗りとして使用される仕上げ



一方、残り2つの『引きずり仕上げ』、『スチロゴテ仕上げ』はアクセントで部分塗りに使用されることが多いですね。

これはどちらも模様として主張が強いので、ベース塗りとして使用してしまうとちょっとくどいのかもしれません。

アクセントとしての施工数で言えば、多いのは『引きずり仕上げ』です。
上の写真では両方ともトイレで使用していますが、とりわけ、『引きずり仕上げ』は寝室の壁1面で使用するケースも人気がありますね。

また、間接照明と組み合わせると陰影がキレイに浮かび上がりますので、光の演出効果も相まってオシャレ度もグンッと上昇します。






この記事の作成者

工務アシスタント 栗田 和

宅地建物取引士
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