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こんにちは。浜松市の工務店、ほっと住まいるの栗田です。

皆さんはお家を建てるときに玄関の位置を気にしたことがあるでしょうか!?

気にする・・・といっても、建替えなんかの場合は既に道路付けの方角も決まっているので選択の余地など無いのかもしれませんが、これから土地を購入して新築するという方にとっては重要な要素となってきます。


推しの方角は!?


世間一般的にいえば、玄関方向の推しは間違いなく『南』です。

事実、住宅展示場に出店している大手ハウスメーカーのモデルハウスは軒並み南玄関を想定した間取りで建てられていますし、売土地情報の検索サイトを見てみても、こだわり条件の入力項目に『南道路』が設定されているページが多く存在しています。




そんなこともあってか、弊社での施工実績を玄関方向別にまとめてみても南玄関が60%と圧倒的大多数を占めています。(2023年6月現在)


建設地が決まっている場合は別として、これには、土地から購入して家を建てる多くのお客様が南道路の土地を選んでいるという背景があるからなのだと思います。

では、南玄関のお家はどうしてそこまで好まれるのでしょうか!?


南玄関の家が人気の理由


①カッコいい外観、可愛らしい外観の表情がつくりやすい。
 玄関と横並びになるLDK、更には2階の寝室や子供室などの窓で表情がつくりやすいのが南玄関のお家です。
ハウスメーカーのモデルハウスに南玄関を想定した間取りが多いのもこの辺の理由があるのだと思います。数あるモデルハウスの中からお客様に選んでもらうのに外観の印象って大切ですからね。

②日当たりを確保しやすい。
 こちらは言わずと知れた理由ですよね。LDKや寝室にたっぷりと日差しを注ぎ込みたいというニーズに間違いなく応えられるのは南道路の土地です。
そして、そういうニーズが多いからこそ『南道路』なんていう項目もこだわり条件として検索サイトでは設定されているんですよね。


ここで本題に戻りますが、整った外観、日当たりという点がクリアできれば北玄関の家も決して悪くはないという考えに帰結します。


北玄関の家の外観デザイン


間取りの北側にはお風呂や洗面脱衣室、トイレなどの水廻り、クローゼットなどの収納が配置されることが多くなります。

そうした部屋の窓は基本的に小さなものが多く、また水廻りでは格子付きの引違いサッシが用いられがちです。格子付きの窓は北側感、水廻り感をもろに感じさせますから、そういう窓を縦すべり窓や横すべり窓に変えてあげるだけでも引き締まった外観となります。

また、敷地に余裕があればエコキュートを目立たない場所に設置するのも整った外観演出に有効な手段です。






北玄関ならではの間取り構成


南玄関の場合と北玄関の場合で、間口と奥行を同じ条件とし、参考までに1階の間取りを作成してみました。

・・・いかがでしょうか!?

北玄関の間取りは玄関を北にもっていった分、南面にダイニングを配置する余裕が生まれます。

こちらの間取りを見ても分かるように、間口の条件が同じであれば、LDKにより光を採り入れられるのはむしろ北玄関の間取りなのです。

更に、この間取りに道路条件を重ねてみると、北玄関の間取りはプライバシー確保にも向いていることが推察できます。

つまり、南玄関の間取りは前面道路の人通りが激しければリビングのカーテンを開放するのに抵抗がありますが、北玄関の間取りは北側道路の人通りが激しかろうがLDKが道路からは死角となっているのでプライバシーが守られます。

これらを考えると、北玄関の間取りってむしろお得な間取りって気がしてきませんか!?


実は魅力的な北玄関のお家の特徴


○縦すべりや横すべりなどのデザインサッシを用いることで整った外観をつくることができる。
○トイレや浴室に窓を設けないシンプルなデザインとの相性が良い。
○玄関が南に配置されない分、そのスペースを他の部屋の日当たりに利用できる。
○LDKなどの居住空間で道路からの視線が気にならない。
○庭で遊んでいるお子さんが道路に飛び出す心配がない。



この記事の作成者

工務アシスタント 栗田 和

宅地建物取引士
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