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以前は、家を建てると言えば一般的に「延床面積35坪前後」が多く見られました。ですが近年は「30坪以下」の家の人気が高まってきています。

データを見てみると、全国の注文住宅戸建ての平均延床面積は約33坪。都心では32坪と狭い傾向にありますが、おおよそ平均的には34~35坪の家が多くの地方で見られます。


しかし、物価上昇や住宅価格の高騰などの背景から、家族のライフスタイルも徐々に変化しつつあるため、数年前までは狭いと思われていた30坪以下の家は、今では一般的になりつつあります。


そこで30坪以下の家がどうして人気なのか、今一度考えてみました。







30坪以下の家が人気な理由とは?


「30坪以下の家」が増えているといっても、ただ単に「狭い家に住みたい」というのが理由なわけではありません。理由としては、優先順位が変わったことが大きく関係しています。家の性能がよくなり、「広い家に住みたいけれど、これも譲れない」というものがでてきたことと、さらに、働き方や家族構成の変化から生じた新たな価値観やニーズがその背景にあります。




1.コスト面で魅力的


小さな家は建設コストや維持費が比較的低く抑えられます。その抑えたコストの分を、家のデザイン性や性能・機能面に投資することで、より満足度が高い家ができます。細かな生活の質を上げることで、より豊かな暮らしの実現が可能となります。また、購入費用や税金も抑えられるメリットがあり、エネルギー効率の高い設備にすれば光熱費も抑えることができます。



3.生活のしやすさ


毎日が忙しい共働き世帯や子育て世帯にとって、間取りをコンパクトにすることは生活しやすくするための重要なポイント。掃除やメンテナンスの範囲が狭くなることで手間がはぶけ、行き来しやすい動線にすれば時短や日々のストレスの軽減にもつながります。



4.シンプルな生活スタイルの好み


コンパクトな家は必然的にスペースが限られてきますので、ミニマリストやシンプルな生活スタイルを好む人にとって魅力的です。必要最低限のものを選び、整理整頓された暮らしを送ることができます。



5.土地価格の背景


土地価格が高騰していても、小さな面積であれば立地条件の良い土地を比較的手頃な価格で入手することもできます。公共交通機関や生活施設へのアクセスも良い場所が多く、市街地や都市部での生活に適しています。






「家の広さ」を求めるよりも優先したいもの


間取りを最小限のスペースにすれば、快適な生活環境、効率的な設備や機能、建物のデザイン性、土地の立地などを優先することが可能。個々の好みや価値観によって重要視する要素は異なりますが、家族のライフスタイルに合った家を選ぶために、優先順位を考慮しながら検討することが大切です。





この記事の作成者


ライフアドバイザー 高林 寿里

お客さまと同じ目線でお話しができるように心がけているので、親近感を感じていただけたら嬉しいです!何か気になることがあれば、なんでもお気軽にご相談ください。

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