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静岡県浜松市の工務店のほっと住まいるです。

吹き抜けのリビングや勾配天井の空間では、シーリングファンがあると見た目も快適性もぐっとアップします。
ですが吹き抜けの広さや天井の傾斜によって、どのサイズのファンを選ぶか、延長パイプはどれくらい必要かで悩む方も多いはずです。

そこで今回は、実際の施工事例から厳選した9例をもとに、吹き抜けや勾配天井にぴったりのシーリングファンのサイズや設置ポイントをご紹介します。

「自宅に合うファンってどれだろう?」と迷っている方に、参考になる内容です。






吹き抜けのシーリングファンの施工事例3選

開放感ある吹き抜けでは、広さも考慮したサイズ選びがポイント。実際の施工事例を見ながら、羽根径や設置高さの目安をチェック。



吹き抜け部分5.3帖の場合


●シーリングファンの直径Φ1220、高さ331


シーリングファンの色が黒いため、3枚羽でも充分な存在感です。
延長パイプは付けてませんが、この場合は無しがおすすめ。(延長パイプを付けると手が届いて危険なため)





吹き抜け部分3帖の場合


●シーリングファンの直径Φ1224、高さ295


3帖吹き抜けにしては少々大きなシーリングファン。送風効果が高く1階にいても2階にいても空気循環を感じられ、見栄えも良好。
こちらも延長パイプは無しです。





2階ホールに設置する場合


●シーリングファンの直径Φ1224、高さ295







勾配天井のシーリングファンの施工事例

傾斜天井では、延長パイプや傾斜対応金具の使い方で、風の届き方や見た目が変わります。
施工事例から勾配角度や延長パイプの長さなど、設置のポイントを具体的にご覧ください。



2寸勾配のリビング


●シーリングファンの直径Φ1132、高さ365
+延長パイプ 長300


そこまで傾斜はきつくないので短めな延長パイプを付けています。





4寸勾配のリビング


●シーリングファンの直径Φ1224、高さ302
+延長パイプ 長600


4寸勾配くらいになってくると延長パイプは600くらい必要になってきます。






4寸勾配の2階ホール


●シーリングファンの直径Φ1224、高さ295
+延長パイプ 長300


リビングではなく2階のホールを勾配天井にしています。
小スペースなため3枚羽のシーリングファンでも充分な風量です。




5寸勾配のリビング


●シーリングファンの直径Φ1132、高さ365
延長パイプ なし


平屋の勾配天井のためそこまで天井高は高くなく、しかも寄棟の勾配天井ということもあり延長パイプがなくても問題ありません。





5寸勾配のリビング


●シーリングファンの直径Φ1200、高さ245
+延長パイプ 長600


シーリングファンは梁に固定。木調のシーリングファンにすることで木の風合いに溶け込んでいます。





8寸勾配のリビング


●シーリングファンの直径Φ1224、高さ302
+延長パイプ 長900


勾配がかなり急なため延長パイプも900にしています。





まとめ


吹き抜けや勾配天井は、住まいを開放的で心地よい空間にしてくれます。そこにシーリングファンをプラスすることで、見た目のアクセントはもちろん、空気の循環による快適さもアップ。

ただし、吹き抜けの広さや天井の高さ・傾斜角度によって、最適なサイズや延長パイプの長さは異なります。
実際の施工事例を参考にしながら、デザインと機能の両面から「自分の家にちょうどいいバランス」を見つけることが大切です。

シーリングファンは空間の主役にもなれるアイテム。家の雰囲気に合わせて選べば、毎日見上げるのが楽しみになるような、心地よい空間が生まれます。






この記事の作成者

住宅アドバイザー 高林 寿里

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