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静岡県浜松市の工務店のほっと住まいるです。

毎日を過ごす“家の空気”を、もっと健やかに、もっと心地よく。

ほっと住まいるでは、室内の仕上げ材として 100%自然素材の「シラス壁」 を標準採用しています。
今回は、南九州の大地から生まれたこの特別な素材が、どう暮らしを豊かにしてくれるのかをご紹介します。




シラスとは?南九州の大地が生んだ自然素材


「シラス」は、南九州・姶良カルデラの大噴火で発生した巨大火砕流が堆積して生まれた火山噴出物。
とても細かい粒子の中に無数の穴がある“多孔質構造”を持っており、この独特の性質が 調湿・消臭・空気浄化 に優れた壁材として活かされています。

また、シラスは不純物が少ないため色が白く、漆喰や珪藻土とはまた違った 素朴でやわらかな表情 が魅力です。




① 住まいの空気を整える、高い「調湿性能」


湿度が高くなると余分な湿気を吸収し、乾燥すると、溜め込んだ湿気をゆっくり放出。

まるで家が“呼吸”しているかのように湿度を整え、内部結露を抑え、カビやダニの繁殖を防ぐ 効果があります。
住む人にも建物にもやさしい室内環境をつくってくれます。



② 気になるニオイを分解する「消臭」効果


シラスの多孔質な構造は、ニオイの元となる物質を吸着し、分解する作用があります。

ペットのニオイ

食事後のニオイ

室内干しの生乾き臭

など、日常の「ちょっと気になる…」を自然にリセット。
常にさっぱりとした室内空気を保ってくれます。



③ 有害物質を吸着し、空気をきれいに


家具や建材から放出されるホルムアルデヒドなどの有害化学物質を吸着し、無害化することが実証されています。
シックハウス症候群やアレルギーが心配な方にも安心 の機能性。

100%自然素材だからこそ、赤ちゃんや小さなお子さまがいるご家庭にもおすすめです。



④ 環境にもやさしい暮らしを後押し


シラス壁は、製造段階から環境負荷を抑えています。
主原料のシラスを天日で乾燥させ、焼成炉を使わずにつくることでCO₂排出を減らし、地元農家さんと協力した独自の生産体制を通して地域にも貢献。

人にも環境にも配慮した、サステナブルな建材です。



⑤ 毎日が心地よくなる、やわらかな質感


シラス壁は、職人さんの手仕事で仕上がるため、塗り方によってさまざまな表情が生まれます。

素朴でやさしい風合いは、無垢材との相性も抜群。
間接照明を当てると陰影が生まれ、一日の終わりを心地よく包み込む、癒しの空気感 が生まれます。




まとめ


自然素材で、空気から暮らしを整える「シラス壁」。
湿度を調整し、有害物質やニオイを抑え、見た目の美しさまで兼ね備えています。長く暮らすほど、その心地よさがじんわりと実感できるはず。

ほっと住まいるでは、家族の健康と毎日の快適さを第一に考え、これからも自然素材にこだわった家づくりを続けてまいります。

この記事の作成者

住宅アドバイザー 高林 寿里

親しみやすさがモットーなので親近感を感じていただけると嬉しいです。何か気になることがあれば、なんでもお気軽にご相談ください。

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