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静岡県浜松市の工務店のほっと住まいるです。

ヨーロッパの邸宅のような、上品でクラシカルなお部屋に憧れる方にぜひ取り入れてほしいのが「モールディング」です。


壁にさりげなくアクセントを加えるだけで、お部屋全体の印象がぐっと華やかに、そして優雅になります。新築のお家でも手軽に取り入れられ、まるで海外のインテリア雑誌から抜け出したような空間を演出できるのが魅力です。


特に、柔らかなティファニーブルーやパステルカラーと組み合わせると、重すぎずナチュラルな印象に。
光の入り方や家具とのバランスを考えながらコーディネートすれば、毎日を穏やかに過ごせる、心地よいヨーロピアンスタイルのお部屋が完成します。




モールディングとは?


モールディングとは、壁や天井、建具の見切り部分などに取り付ける装飾材のこと。

もともとは海外の住宅で多く使われ、立体感と陰影で空間に奥行きを生み出してくれるデザイン要素です。額縁のように壁を縁取ったり、腰壁と組み合わせたりと、アレンジ次第でさまざまな表情を楽しめます。





 ペイント仕上げではなく「建材+クロス」で実現


本来モールディングはペイントで仕上げるのが主流ですが、日本の住宅ではクロス仕上げが一般的。

そこで今回は、LIXILの建材(面材パネル)を採用し、つなぎ目はモールの陰にすっきり隠しました。間近で見ない限りほとんどわからないほど自然な仕上がりです。


腰壁から上はリリカラWILL(2023–2026)「ブリティッシュカラーズ」シリーズのLW-106をセレクト。

ティファニーブルーのような爽やかで上品な色味が魅力で、つやを抑えた質感と深みのあるトーンが、どこか英国らしい落ち着きを感じさせてくれます。




モール・腰壁のディテール


腰壁の高さは1000mm。
ベッドを置いてもデザインが隠れないよう、あえて高めに設定しました。

モールはサンゲツの壁装飾見切り材を採用。
細身で繊細なラインが美しいMM90をメインに、腰見切り部分には少し厚みのあるMM85を使用。
華美すぎず、シンプルすぎない絶妙なデザインで、上品にまとまります。






ディテールを引き立てる照明と小物


照明はコイズミ照明のブラケットライト。
ミモザ柄の柔らかなガラスシェードが、ティファニーブルーの壁をやさしく照らします。

巾木や廻縁も装飾タイプにすれば、より本格的なヨーロピアンテイストになりますが、
今回は予算とのバランスをとってシンプルに。
それでも十分、上品で洗練された印象に仕上がりました。



まとめ


海外インテリアに憧れるけれど、大げさになりすぎるのはちょっと…という方にぴったりな「モールディング×腰壁」スタイル。
クロスやモールの組み合わせ次第で、ナチュラルにもエレガントにもアレンジできます。

ちょっとした工夫で叶う“ヨーロピアンなお部屋づくり”。
新築やリフォームを検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください🌿



おまけ



こちらのお家は、先ほどご紹介したお家をご見学いただいたときに「素敵!ぜひ取り入れたい」との事でほとんど同じ仕様でつくりました。




この記事の作成者

住宅アドバイザー 高林 寿里

親しみやすさがモットーなので親近感を感じていただけると嬉しいです。何か気になることがあれば、なんでもお気軽にご相談ください。

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